終活支援

そもそも終活って何?

朝活、終活、推し活など現在様々な○活という言葉があり、主観的なイメージは「楽しい」といったプラスのイメージであり、仮にマイナスのイメージだとしても「やっておかなければ」という少なからずの義務感により、行動に移すことができるものがあるかもしれません。

終活って聞くと「自分で自分の始末をつける」というイメージがあり、さらには、楽しそうにも思えませんね、、、
「やっておかなければ」といった義務感もなく、行動に移しにくいものだと思います。

しかし、本来の終活とは「充実した生を実現するためのもの」であり、「人生の引継ぎ」です。
遺された家族等が戸惑うことのないよう、的確に申し送り事項をまとめ、共有することで、遺された家族の経済的・精神的負担を軽くします。
「自分が後悔しない最期」、「お互いの愛情や思い出に浸る余韻のある別れ」、「前に踏み出せる力」、これらは入念に準備した終活が与えてくれるものです。

終活に完璧な計画は必要ありません。
自分の身の回りで起こった出来事や社会情勢の変化に合わせ、後でプランを見直して、適宜変更や追加をしていけばよいのです。
人生100年時代といわれている現代、常に進化し、自分を見つめ直す「一生の活動」としての終活だと捉えてみてはいかがですか?

終活って必要?

50‐70代の元気なシニア対象のアンケート(クラブツーリズムによる調査、9割が女性)では、半数が終活等言葉とその意味を把握していました。しかしながら「必要性を感じ、実際に終活をしている」は19%「必要性は感じるが実際には何もしていない」は76%にのぼります。

「ちょっと早いかな」という今こそが、終活の始め時です。
というのも、年齢を重ねていくことにより「体力の衰えのため、終活情報や必要性がわかっていても、なかなか始められない」、「完全な一人暮らしのため、焦りと不安を感じるが、一人では取り組めない」といった状況も同アンケートから声が上がっています。

終わりを意識することで、断捨離が進んだ、本当に大切な人間関係や人生目標に集中することができた、という副次的効果があらわれることもあります。
実際に同アンケートでも「年齢的にも健康面でもちょっと早すぎるかと思っていましたが、終活について早めに勉強をすることで必要性をひしひしと感じ、早めに取り組めそうでよかったです」という声もあります。

明日からでもすぐに取り組めることを見つけ、大切な人との関係や価値観を見直す機会にしてみてはいかがでしょうか?

よくあることですが、「自分の死ぬことなど考えたくない」という人ほど「周りに迷惑をかけたくない」と矛盾したことをおっしゃいます。そういう人こそ、経済的・精神的余裕のあるうちから終活を始めるべきです。心が軽くなります。

元気なうちなら、情報をたくさん集め、前向きな工夫や発想も出てくるかもしれません。また、「これまでの人生の見つめ直し」、「やり残したことをやってしまう」といったポジティブなアクションも終活です。
早く始めることで、自由度や満足度が高いということが言えます。

終活って何があるの?

これまでに終活について基本的なことを述べてきました。
最後に実際に終活をするにあたって何をするのかについて紹介していきます。
具体的な内容については説明を省いているところもありますが、個別に紹介しているブログやYoutubeを参照してみてください。

終活と聞いて頭には何が浮かびましたか?
生前整理、エンディングノート、遺言書、後見契約、葬儀、お墓などが具体的に浮かんだ方もいらっしゃると思います。
もちろんこれらは正解です。実際に遺言書を作成している、といった方もいらっしゃると思います。

ただ、これらに関しては自分一人でやろうと思っても分からないことも多く、勉強時間を確保したり、専門の方に聞いてみたりといったことが挙げられます。いきなり、これらに手を出すのはハードルが高いと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、まずは自分一人でもできそうなことをご紹介したいと思いますので、ぜひ、ご参考にしてみてください。

・心のケアを心がける
・炊事力をつける
・趣味やサークルを見つける
・日常的に家族と情報共有をする
・財産管理に強くなる
・家事を怠らない

さらに、自分らしく生きるために以下の4つを保持してみることも大切になります。保持が難しくなったとしても、その対処をすることも終活にあたりますよ。

・身体的自立
⇒聴力や視力を含め一人で外出したり生活できること。筋トレや脳トレなどを行ったり、補聴器や杖などの道具を用いて身体の改善をしてみる。

・経済的自立
⇒年金や貯蓄、あるいは仕事による収入で生活できるかということ。子供からの支援や行政による支援なども活用できる場合にはしてみましょう。

・生活的自立
⇒前述していますが、家事能力のこと。家事の習慣化により、あえて動き、生きる張り合いを持ち続けましょう。

・精神的自立
⇒「生きる」意味を持ち続けること。人生に夢や目的があるか、人のために何かをしたいと思えるか、自分の存在に価値を見出せるか、自分で判断できるかといったことが挙げられます。

健康寿命を延ばすことも大切になってきますので、健康寿命を延ばすためのものをいくつかご紹介します。
※健康寿命=自分で自分のことができる期間
2022年厚生労働省発表によると男性:72.57年(平均寿命:81.05年)、女性:75.45年(平均寿命:87.09年)

・楽しく身体を動かす習慣
・規則正しく、1日3食食べる習慣
・人との会話で笑うこと
・好奇心とチャレンジする心
・かかりつけ医を持つこと

ここからは、自分一人ではなかなかハードルが高いですが、周囲の人たちや専門家の方の力を借りてする終活の内容についてご紹介していきたいと思います。

1つ目は、終末期の意思表示についてです。
健康寿命を延ばし、自立して生活できる期間が長くなっても、病や老いのため入院や自宅療養が必要な時期が訪れます。終末期の意思表示について、「回復の可能性がなくても延命治療を行うのか」、「余命と生活の質についてどのように判断するのか」といったことが挙げられ、選択肢が増えることにより、自分も家族も困惑することになってしまいます。これらの事柄を事前に検討し、判断することが終末期には必要です。
しかし、「終末期の意思表示」=「決めておくべきことを考える」というのはかなりハードルが高いといえます。まずは、現状の把握として、自分の気持ちを整理し、家族と共有してみましょう。いくつかのチェックポイントをご紹介します。

・病名や病の告知をしてほしいか
・延命治療をしてほしいか
・葬式をしてほしいか、また、その内容に希望があるか
・遺言書やエンディングノートを準備しているか
・死後対策をしているか

ここからは、終末期の意思表示の中でも特にかかわりが深い終末期の医療についてご紹介します。
今や8割の人が病院で死を迎える時代です。病院とのかかわりはとても大切で、しっかりと知識を持っておくことで、終活の一つとしてかかりつけ医や病院のスタッフに相談できるケースもありますので、いくつか終末期医療のご紹介をしたいと思います。

・事前指示書
・尊厳死宣言書
・献体や臓器移植の意思表示

2つ目は、判断能力の低下への備えや自分ではできない死後のことについてご紹介します。聞いたことがある言葉が出てくることもあると思いますので、終活の一つの選択肢として、検討してみてはいかがですか?分からない場合は、専門家の方に直接聞いてみることもお勧めいたします。もちろん、当事務所に尋ねていただくこともできます。

・任意後見制度
・任意代理契約(財産管理等委任契約)
・見守り契約
・死後事務委任契約

3つ目は、お金や物についての生前整理をご紹介をいたします。
終活をするにあたっての大きな目的は身辺整理です。身辺整理と聞くと、物の取捨選択を思い浮かぶかもしれませんが、お金にまつわる情報の整理も行ってみましょう。遺された家族が、遺品整理や相続問題で困らないように身辺整理をしておくといったことになります。財産情報の流れや相続対策、ご自宅の処分などではお金がかかわってきます。さらには、老後の資金管理もあります。生前整理の例としていくつか挙げておきますので、参考にしてみてください。

・財産目録の作成
・遺言書による遺産分割の指定
・自宅の住み替え
・リバースモーゲージ
・働けるうちは働く
・運用はリスクは避ける
・金融資産の口座は絞り込んでいく
・物の整理は「捨てる・残すのリスト」を作ってみる
・物の量が多くて困ったときは業者に依頼する
・デジタル情報は一覧表にしておく

4つ目は、葬儀やお墓の在り方についてご紹介します。
自分の葬儀やお墓について希望がある場合には、あらかじめ準備をしておくことで、家族の負担を減らし、実現させることができたりもします。終活として取り組み、希望を実現させていきましょう。
葬儀については、あらかじめエンディングノートなどに書き記しておいたり、自分で葬儀の生前予約や積立をするなどして実現させていくことができます。また、葬儀の生前予約や積立を行っておくことで
割引がされたり、死後の手続きがスムーズになったりといったメリットがあります。この場合は、事前に葬儀会社等に確認を行い、ご自分に合うところを探してみることが大切になってきます。
お墓については、先祖代々のお墓がある方は、同じお墓に埋葬してほしいのか、新しく自分で購入して、新しいお墓に埋葬してほしいのか、といったことをエンディングノート等にいるしておき、家族と共有しておきましょう。お墓の扱いについてはいくつかのルールもありますので、事前に確認しておき、不明な点がある場合は専門の方に相談をしておくことも大切です。

最後に遺言書とエンディングノートについてご紹介します。
これらについては、終活をするにあたって、初めに思い浮かぶものとして出てきやすくご存じの方も多いと思います。ここでは両者の違いをいくつかご紹介するにとどめておきます。
遺言書 エンディングノート
法的効果 あり なし
形式 民法に規定あり 規定なし
内容 主に相続の意思表示 自由

以上いくつか終活についてご紹介してきました。気になるものはありましたか?分からないことがある、より詳しく聞いてみたいものがある、といった方は当事務所に相談してみてください。一緒により良い人生を計画していきましょう!

サービス内容

終活のための人生設計プラン(ライフコーディネート※)、エンディングノートの作成お手伝いから遺言書の作成まで、皆様の終活に向けたサポートやご提案をさせていただきます。
※資産の運用、活用などといったものは含まれていません。

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料金表(報酬額表)

下記は基本的なサービスの場合です。実際にはお見積りをご提出いたします。
価格はすべて税別です。
※相談料は当日の相談のみの場合の料金となっております。
※サービスの中に相談料金は含まれております。
※サービスの中にライフコーディネート料金は含まれておりません。
相談料 5,000 30分未満無料
ライフコーディネート 10,000 相談料はかかりません

サービス内容 料金 備考
エンディングノート作成サポート 5,000~ 書籍等の購入同伴無料
生前整理サポート 5,000~
自筆証書遺言(起案のみ) 5,000~
自筆証書遺言チェック 10,000 1回
遺言書保管 10,000 1年
公正証書遺言(起案、証人) 20,000~
秘密証書遺言(起案、証人) 10,000~
証人手配 10,000 1人
相続人調査及び相続関係説明図作成 50,000~ 追加1人5,000
相続財産の調査及び財産目録作成 50,000~ 追加1人5,000
尊厳死公正証書作成 20,000~
任意後見契約 100,000~
見守り契約 10,000~/月 契約書別料金
死後事務委任契約 100,000~
財産管理等委任契約 100,000~
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